ブルーエレファントは料理研究家ヌーロー・ソマニー・ステッペさんが主宰する料理教室とレストラン。ベルギー人男性と結婚したヌーローさんは、1980年にベルギーでレストランを始め、後にロンドン、パリ、ドバイなど世界各地へ出店。バンコクのお店は、ヨーロッパで愛されたメニューを逆輸入する形で2002年にオープンしました。築100年ほどの見事なコロニアル様式の外観は、その建物に一歩足を踏み込むと「レモンバジル」の香りで訪問者を迎えてくれます。
店内は、各国からの要人の方とヌーローさんの記念写真が所狭しと並び、日本からは、秋篠宮様の写真が飾られていました。
開店前の店内はひっそりとしていましたが、内壁の色鮮やかさがしゃれた心地よい大人の空間でした。
では、このお料理教室についてご案内させていただきます。
料理教室のカリキュラムは、タイ料理のスタンダードからモダンにアレンジしたもの、そして伝統的なメニューまで、初心者からプロに至るまで、それぞれのレベルに応じて実施されています。
今回は、午前中に朝市めぐりからスタートするプログラムを体験してきました。参加者は北米をはじめ、オセアニア、ヨーロッパ、そしてアジアからの17名での受講となりました。
講師は、長身の男性でした。お料理教室の前に、列車に乗ってローカル市場をめぐるところからスタート。狭い路地を通り抜け、タイ料理ならではのハーブやスパイス、そしてカレーのもととなるルーなどの説明を聞きながら、市場でのお茶タイムも楽しみます。最近は日本でも定着しつつあるコリアンダー。根っこと茎の部分をたたいて炒める事で、タイ料理の香りを引き出す事を初めて知りました。
お店に戻っての講義が始まります。
正面に備えられたキッチンスタジアムで、講師の方の手元や出来上がる途中でのお料理が大型の鏡やモニターに映し出され、実際に昼食として自分が食べるお料理を一品ずつ料理していきます。
パパイヤのサラダ「ソムタム」
パイナップルの入った「グリーンカレー」
などの4品にトライしました。
講義の後、丁寧に用意された食材やスパイスを使って、それぞれに設置されているコンロを使ってのお料理となりました。
今回驚いたのは、タイ料理にはたくさんの砂糖が使われている事。砂糖は何種類もあり、ヤシから採取したパームシュガーからザラメまで、精製されていないものを、参加者が「わお~」っと声を出してしまうくらいの量でした。和食でいう煮物並みのお砂糖です。
実際に自分で料理したものを昼食としていただきますが、室内の美味しい匂いで食欲がでて、おなかが何度も鳴ってしまい大変でした。同行したお客様の料理されたものを試食させていただきましたが、同じ食材で料理したのにみんなそれぞれが異なる味だったのが興味深かったところです。お土産として、オリジナルエプロン、レシピと修了書、そしてタイ料理に欠かせない特製のカレールー付き。お店を後にする時に気づくと、店内のレストランエリアは満席でした。
大変人気のプログラムのため、数か月前からの予約をおススメします。また曜日によって、メニューが異なりますので、お問合せ下さい。教室ご参加の場合のワンポイントアドバイス、是非お問合せ下さい。またお泊りのホテルからの送迎や、教室での英語やタイ語の通訳手配も承ります。
ブルーエレファントでしか体験できない唯一無二の体験、是非トライして下さい!